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「20代男性のバスケットボールによる足関節捻挫」の症例報告(痛みの状態のその施術について)

先日、20代男性が足首の痛みを訴えて来院しました。
患者様の話では、1ケ月前バスケットボールの試合にて、他者の足を踏んで足首を捻挫。
職場近傍の整骨院へ通院していたが、荷重をかけた時に痛みが生じると言われていました。
通院していた整骨院では、主に電気治療を行っていました。
足関節周囲を診ると外見上腫脹・発赤はないが、他動的に動かすと内返しで痛みが生じていました。
この状態は、足関節が不安定な状態にある痛みと考え、関節を安定させるための運動を行うと痛みが軽減しました。
その後、ご自身でできる運動をアドバイス、また翌週試合があるというので、それまでに痛みが取れない場合、テーピング固定を要するので、巻き方もアドバイスしました。

足関節捻挫は外側靭帯損傷を伴っていることが多く、靭帯損傷には①軽度損傷(靭帯が伸びる)、②中程度損傷(靭帯の部分断裂)、③重度損傷(靭帯の完全断裂)に区分されて、固定処置を除き、痛みが消失しても損傷した靭帯はそのままです。
よって、関節が不安定な状態になり、捻挫を反復する可能性があるのです。

捻挫が発生した時の応急処置は、「RICE処置」を行うようにしてください。
特にICE処置です。
冷やす道具として、冷湿布、保冷剤、コールドスプレー、氷等ありますが、氷水で冷やすことが最も良いです。
深部まで冷やすことができ、回復を早めることになります。

 

≪教訓≫

  1.  ①足関節捻挫は痛みが消失しても治ったわけではありません。関節の安定性を回復して治ったと言えます。
  2.  (ただし靭帯の状態が正常な状態に回復したわけではありません)
  3.  ②足関節の安定性を回復するためには、足関節周囲筋のトレーニングが必要となります。
  4.  ③捻挫が発生した場合は、RICE処置に心がけてください。

 

筋肉は身体にとって重要な存在

①筋肉は、姿勢の保持、関節の円滑な動きのために重要なものです。

②筋肉が弱化すると、a姿勢が悪くなる、b関節に痛みが生じる、c筋肉自身に痛みが生じる可能性があります。
また、筋力が弱い場合、使用することにより疲労して固くなり、動きが悪くなり、痛みが生じやすくなります。

  1.  ③筋肉は気温に左右されるため、気温が低くなることにより固くなり、上記と同様になる。
  2.   これは筋力が弱い方ほど症状が強く生じます。それ故にクーラー病が生じるのです。

 

足関節痛で悩んでいる方や治療を受けているが改善しない方は、当整骨院へお越しください。

当整骨院は、整形外科や他整骨院で治療しているが改善しない方に対する施術を得意としています。

 

 

 

TKM整骨院

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