「50代女性の慢性腰痛症」の症例報告(痛みの状態と原因及びその施術について)
50代女性の方が旅行へ行き腰痛が生じたと訴えて来院されました。
腰痛は慢性的なもので、30代から整体や他整骨院で施術を受けており、ある整骨院には10年来通院していて、痛みが生じると電気治療を受けていたとのこと。
その電気治療は、痛みの軽減・消失になるが、時間が経つとまた痛みが生じると言われていました。
使用している寝具を聞くと、枕は低反発系、ベッドのマットレスの上に低反発のシートを敷いていると言われていました。
体状況を確認すると、背部と腰部・殿部の筋力が弱化しており、これは寝具による影響が一部あると考えています。
それは柔らかい枕の使用により、頚椎にストレスがかかり、背部の筋力低下を招くことになると私は考えています。
他院での電気治療により痛みが軽減・消失していたようですが、根本治療にはなっていません。多くの腰痛は、腰部の筋肉が固くなり痛みが生じます。恐らくその固い筋肉が解れるので軽減・消失していたと思います。固い筋肉をほぐすことに関しては、マッサージ・指圧・鍼灸も同様の結果が出ると思いますが、何れも全て対症療法なのです。筋肉が固くなるのには何処かに原因があるので、その原因にアプローチすることが根本治療になるのです。
弱化している筋肉の運動をすることにより、痛みの軽減になりました。痛みが生じて長い年月が経過しているため身体の筋力がかなり弱化しているので、痛みが生じなくなるまでには、少し時間を要すると思います。
慢性腰痛でお困りの方は、札幌市のTKM整骨院へお越しください。