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「90代女性の手指の痺れ」の症例報告(痺れの状態と原因及びその施術について)

90代女性が手指の痺れを訴えて来院

<経緯>

2019年1月頃から両手の母指・人差し指・中指尖端の痺れと握る力が弱くなった。右手は手根管症候群と診断されて2019年7月頃手術を施行。医師から「左手も症状が悪化するなら手術をする」と言われていた。右手の術後の状態が芳しくないので、患者さんは左手の手術をしたくないと考えていた。

 

<痛み(痺れ)>

・両手の母指・人差し指・中指の掌側尖端の痺れあり

・手指を握ると痛みあり

・包丁を使用することが難しい(右手で包丁を操作、左手で物を抑える)

 

<身体状況>

両手ともTFCC損傷の疑いがあり、手関節が不安定な状態

 

<施術>

肘関節から手指にかけてのストレッチ

 

<所見>

TFCC損傷があることにより手関節に負担がかかり、肘から手指にかけての筋・腱が固くなり、その下を通る神経や血管を圧迫することにより、神経症状や冷えが生じる可能性がある。また、TFCC損傷により手根管症候群を招く恐れがある。
両手の母指・人差し指・中指の掌側に痺れがあるので、正中神経が圧迫されていることが考えられる。
これらを考慮して、前腕部、手掌、手指のストレッチを行うこととした。1回の施術で手指の動きがやや改善できた。

手指の痺れでお困りの方は、札幌市北区のTKM整骨院に何でもお気軽にご相談ください。