「80代男性の殿部打撲」の症例報告(痛みの発症と状態及びその施術について)
80代男性が殿部の打撲により来院
<経緯>
1週間前に山菜取りへ行き、斜面で転落して殿部を強打した。
その直後は殿部の痛みは気にならなかったが、1週間後くらいから日常生活において痛みを感じるようになった。
<痛み>
立ち上がりや起き上がりで殿部に痛みあり
<身体状況>
殿筋の筋力弱化あり
<施術>
殿筋の筋トレ+下肢ストレッチ
<所見>
転倒による打撲が原因の痛みになります。
この種の痛みに対して、急性期はストレッチ+軽運動を行い、1週経過後運動強度を徐々に増すようにして筋力と筋肉の柔軟性を向上できるようにメニューを組み立てます。
下出血(内出血)の有無によって、ストレッチの強度を使い分けます。また、血液には凝固作用があるため、そのまま安静にしていると血液が固まり筋肉の動きを妨げることになるので、痛みを考慮しながら少しずつ筋肉を動かすように努めます。
冷却・温めは、痛みの程度にもよりますが、目安としては発症から1週間は冷却、その後は温めます。
動けるからいつか治るだろうと放置される方もいますが、痛みが存在することにより筋力低下が起こり、状態がさらに悪化してしまう可能性があるので、1週間様子をみて異常を感じたら治療を受けるようにした方が、早期回復することができます。
打撲による痛みでお悩みの方は、札幌市北区のTKM整骨院に何でもご相談ください。