今回は「痛みに対して冷やすか温めるか」について解説します。
良く聞くのは、急性期なら冷やす、急性期を過ぎた場合や慢性期であれば温めるということだと思います。
基本的には良いと思いますが、もう少し痛みの原因や発生機序を判断して、次のように使い分け出来るとさらに効果がでると思います。

①外傷性の痛み、つまり捻った（捻挫）、ぶつけた（打撲）等により痛みが生じた場合は冷やしてください。

②慢性的な、つまり肩こり、腰の痛みの場合は温めた方が良いです。
ご自分では判断つかないと思うのですが、筋力低下が原因による痛みの場合は急性期であれ温めた方が楽になります。
筋力低下が原因で痛みが出た場合、筋肉が硬直しているので、それをさらに冷やすとさらに硬くなり痛みが増すことになります。
寝違いにより頚部周囲に痛みが出た方が、冷湿布を当てたらより一層痛みが増したと言われていた方もいました。

③腰に対しては、ラグビー・アメフト等で腰にタックルを受けて痛みが出た場合は冷やしてください。
ぎっくり腰の場合は温めた方が良い場合が多いです。
それから、腰は身体の中心部なので、腰を冷やすことにより全身が冷えてくる方もいますので、経過観察が必要であると思います。

冷やす道具として、氷、冷湿布、コールドスプレー、アイスノン等ありますが、最も良いのは氷を使用することです。理由は深部まで冷やすことができるからです。
但し、睡眠時に使用すると凍傷になる可能性がありますので、取扱いには十分注意してください。
温める道具として、お風呂、温湿布等です。

札幌で整骨院をお探しの方は札幌駅北口近くのTKM整骨院までお越しください（肩や腰の痛みでお悩みの方から運動によるケガの施術やリハビリ、交通事故治療を得意としております)