前回のブログにて、マッサージによる筋力低下ということを書きましたが、筋が硬い→マッサージという形式的な施術では、筋力低下を起こす可能性が大です。
正常な筋肉はどこでも適度な緊張があります。
その張りがなくなると筋力低下を起こすことになります。
健康状態がすぐれず寝たきりの方の筋肉を見てください。
張りが落ちてしまっています。
また、2～3日風邪で寝込んだことを思い出してください。
病み上がりは身体が重いですよね。
その場合も寝ていたことにより、筋力が弱くなっているからです。

マッサージをすべて否定するわけではありません。
スポーツマッサージとして、オリンピックにおいて水泳や体操選手に行い、高いパフォーマンスの発揮に寄与しているのですから。
その場合は、一つの競技が終了し、間もなく次の競技が始まるため、休んでいる時間が少ないため、スポーツマッサージにより筋疲労を回復させているのです。
マッサージ機も似たようにするものですから、私はお勧めできません。

一例ですが、患者さんはお尻が痛いと訴えがあり、痛みの部分にマッサージをしていました。
本来は、痛みの原因が筋力低下なので、筋トレをしないといけなかったのです。
また、マッサージに対して、患者さんは気持ちいいと言われそのまま継続していました。
数か月後には歩行できなくなりました。（痛みを訴えた頃は独歩可能でした）

施術者としては、患者さんに好かれるような施術をするのではなく、少しでも痛みの状態を改善するように施術しなければなりません。

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