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肩関節の不安定性について解説(原因と症状及び当院における施術の考え方)

一般的見解

 

肩関節の不安定性は、肩の関節部分である上腕骨(上腕骨頭)と肩甲骨(肩甲骨の関節面)の正しい位置関係が維持されていない状態をいいます。肩関節は非常に動きやすい関節であり、多くの筋肉と靭帯等によって支えられており、安定性を維持するために関節包、靭帯、筋肉、軟骨などの要素が適切に機能しなければなりません。またその不安定性は、急性の外傷や慢性的な問題によって起こることがあります。

 

肩関節の不安定性の主な原因と症状は以下の通りです。

1 外傷:外傷や転倒、スポーツ中の軽い動き、交通事故などが原因で肩関節の不安定性が起こります。この場合、肩の靭帯や軟骨が損傷し、肩の不安定性が起こります。

2 外因性不安定性:外因性不安定性は、外部の配慮によって行われるもので、特定の運動や動作の際に肩が抜けやすくなる状態です。

3 内因性不安定性:内因性不安定性は、肩関節の組織自体に問題がある場合に起こります。

 

診断には、医師や専門家による画像検査(X線、MRIなど)、病歴の評価などが行われます。

治療は、その原因と程度に応じて異なります。程度によっては、靭帯修復のための手術が行われることがあります。

 

TKM整骨院における施術

1 肩関節の不安定性に対する施術の考え方

肩関節の不安定性は、まず肩関節のインナーマッスル(腱板)の弱化により生じやすくなり、合せて肩甲骨周囲筋の弱化も関係していると考えるので、それらの筋力を合わせて強化することにより肩関節の安定化を回復することができると考えている。

また、肩関節の不安定性がある場合、肩関節周囲筋に負担がかかり一部の筋肉が固くなり痛みが生じやすいので、痛みの状態に応じて肩関節周囲筋のバランスを整える必要もある。

2 肩関節の不安定性に対する施術

ア 問診

痛みが生じる動作、既往歴、使用している枕

イ 検査

肩甲骨の可動性、肩関節の可動状態、肩腱板の状態、肩不安定性テスト

ウ 施術(運動)

不安定性に起因する筋肉の運動

エ ホームプログラムのアドバイス