TKM整骨院です。
交通事故により腰の痛みが生じて、腰椎に異常がない場合、「腰椎捻挫」と診断されます。
腰椎捻挫とは、何らかの原因（交通事故、スポーツなど）で腰が不意に衝撃を受け、腰椎周囲の筋肉や靭帯、神経や血管などの組織に損傷を受けたものをいいます。
事故直後に痛みが出る場合と数日してから痛みが生じる場合があります。

症状は

①局所症状：腰の痛み（背部、肩甲骨周囲も含む）、腰の運動制限
②神経症状：下肢の痺れ、知覚異常、筋力低下、麻痺
③自律神経症状：全身倦怠感、冷汗、不眠

があります。（症状には個人差があります）
また、事故以前の筋力が弱い方や事故の既往がある方は、症状が強く生じる、つまり強い痛みや痺れが生じる場合もあります。

当院での治療は、運動療法（ストレッチ＆筋トレ）です。
一般の疾患と同様に、痛みの程度を把握しながら、痛みが生じない程度の負荷でストレッチ＆運動を行っていきます。
痛みが伴っている部分の筋肉は、過緊張が生じている状態なので、それを解す必要があります。
解す手段として運動を行います。
マッサージ・指圧等は筋肉の質の低下につながる、また時間の経過で元に戻りやすいので行いません。

施術期間は3ケ月から6ケ月を要します。これもその方の筋力との関りで、筋力が強い方は早期に回復しやすく、筋力が弱い方は時間を要することになります。

≪教訓≫

①腰椎捻挫でマッサージを受けていると、後遺症が生じる可能性があります。一時的には良くなった感じになると思うが、少ししたら又はしばらくしたら同様の症状が出てくる可能性があります。
②腰椎捻挫で後遺認定を受けた場合は、施術方法に問題があると考えられます。骨には異常がないので、十分回復するはずです。