殿部から転倒して腰椎の圧迫骨折後、腰痛を訴えて来院されました。
受傷してから腰コルセットを装着していたため、腰部周囲の筋力が弱化しており、上体を支えられないので痛みを訴えていました。

コルセットやサポーターは、患部を保護するものであり、同時にその周囲の筋肉の代わりをしてくれるものです。
よって、長く装着しているとその周囲の筋力が弱くなる可能性があります。
単に腰痛がある方がコルセットを装着していると痛みは軽減します。
これはコルセットが筋肉の代わりをしてくれているからです。
圧迫骨折をした場合、患部の保護という観点で当分の間の装着はやむを得ませんが、ある時期からは腰部の筋力を向上するための運動を行う必要があります。※「ある時期」はドクターの指示に従う必要があります。

筋力が弱いままにしておくと、上体を支える筋力が弱くなるので、腰が曲がった姿勢になる場合もあります。
圧迫骨折を起こしたから腰の痛みが取れないわけではありません。
周囲の筋力を向上することにより、痛みの軽減につながる場合が多くあります。※症状により個人差はあると思います。

圧迫骨折後の痛みがある方、圧迫骨折の既往があり腰痛がある方は、当整骨院へお越しください。