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「中学1年男子の足関節捻挫の後遺症」の症例報告(痛みの状態と原因及びその施術について)

中1男子野球部の生徒が足関節捻挫の慢性期で痛みが取れないと訴えて来院されました。
大学病院で治療を受けていて、足関節には硬性の装具を長期にわたり装着し、痛み止めの薬と湿布を処方されているが痛みの改善がないと話をされていました。
患者様の患部を確認すると、関節の不安定性が顕著にあり、よって周囲筋も固くなっていました。
固定具は、症状により相違はあるが1週間から4週間程度装着します。その後は、痛みがあれば軟性の固定具へ切り替えて、足関節を安定させるための運動が必要になります。症状が軽度の場合は、発症から軟性の装具を装着させます。
足関節捻挫を詳細に説明すると、捻挫=外側(内側)靭帯損傷であり、靭帯損傷の区分には①軽度損傷(靭帯の伸び・傷)、②中程度損傷(靭帯部分断裂)、③重度損傷(靭帯完全断裂)があり、痛みが取れたとしても基本的にはそのままで、伸びた靭帯は伸びたまま、切れた靭帯は切れたままとなります。よって、関節が不安定な状態になるので、捻挫の再発が起きやすくなったり、関節周囲筋に痛みが生じたりするのです。
多くの患者様は、痛みが消失したら治ったと思っていますが、そうではないことを理解してもらいたいです。よって、関節の安定性を回復させて治療終了となります。

 

足関節痛でお困りの方は、札幌市のTKM整骨院へお越しください。