「60代女性の頚部痛」の症例報告(痛みの状態と原因及びその施術について)
60代女性の方が、昨夜から原因不明の痛みが頚部から一側上肢に生じて来院されました。
<既往>
20年くらい前に同様な症状が生じて、整形外科を受診。
MRI検査で頚椎ヘルニアは認められないが、症状が頚椎ヘルニアと同様だからと言って頚椎ヘルニアと診断されたとのこと。
※頚椎(腰椎)ヘルニアの確定診断はMRIです。陰性なのに症状が似ているからと診断つけるなんて・・・
<生活環境>
枕は、低めで柔らかい枕を使用
<症状>
頚部:安静時痛あり、屈曲で後頚部に痛みあり
肘頭付近に痛みあり
<身体状況>
頚部・肩甲骨首位筋の弱化、肩関節不安定、手関節不安定
<施術内容>
①筋力弱化のある部分は筋トレ
②不安定性のある関節については、関節周囲の筋肉の調整
<痛みを改善するために必要なこと>
①枕を適切な硬さと高さのあるものに変更
②弱化している筋肉の筋力向上
<所見>
柔らかく低い枕を長年使用していること、以前にマッサージに通っていたことがあり、相当筋力弱化が見受けられました。
頚部~背部にかけて筋力向上を図り、頚部・肩甲骨・肩の安定化を図る必要があります。
頚部の痛みに関して、お困りの方は札幌市北区のTKM整骨院へお越しください。
何らかのサポートができると思います。