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「30代女性足関節捻挫の後遺症」の症例報告(病態とその施術について)

先日、30代女性が足首の痛みを訴えて来院しました患者様の話では、7ケ月前の旅行で転倒して足首を負傷、その時には症状はあまり生じることなく、何とか歩行可能。
1ケ月経過したが痛みが取れなかったので、近傍の整形外科を受診。
一時的に痛みは楽になったが、最近になり痛みが再出現して、荷重をかけた時に痛みが生じると言われていました。

足関節周囲を診ると内返し(内側へ捻じる)の可動域が大きく、関節の不安定性が大きい状態でした。
また、片側立位をすると不安定性があり、足部がグラグラして、痛みも生じていました。
その後足関節周囲筋の運動をすると、片側立位時の痛みが消失しました。

ホームプログラムとして、足関節周囲筋の運動をアドバイスしました。
まだ、若いので筋力を向上させないと、加齢に伴い変形性足関節症になる可能性もあるので、頑張ってもらいたいと思います。

足関節捻挫は外側靭帯損傷を伴っていることが多く、靭帯損傷には①軽度損傷(靭帯が伸びる)、②中程度損傷(靭帯の部分断裂)、③重度損傷(靭帯の完全断裂)に区分されて、固定処置を除き、痛みが消失しても損傷した靭帯はそのままです。
よって、関節が不安定な状態になり、捻挫を反復する可能性があるのです。

 

≪教訓≫

  1.  ①足関節捻挫は痛みが消失しても治ったわけではありません。関節の安定性を回復して治ったと言えます。
  2.   (ただし靭帯の状態が正常な状態に回復したわけではありません)
  3.  ②足関節の安定性を回復するためには、足関節周囲筋のトレーニングが必要となります。
  4.  ③捻挫が発生した場合は、RICE処置に心がけてください。

 

筋肉は身体にとって重要な存在

①筋肉は、姿勢の保持、関節の円滑な動きのために重要なものです。

②筋肉が弱化すると、a姿勢が悪くなる、b関節に痛みが生じる、c筋肉自身に痛みが生じる可能性があります。
また、筋力が弱い場合、使用することにより疲労して固くなり、動きが悪くなり、痛みが生じやすくなります。

  1.  ③筋肉は気温に左右されるため、気温が低くなることにより固くなり、上記と同様になる。
  2.   これは筋力が弱い方ほど症状が強く生じます。それ故にクーラー病が生じるのです。

 

足関節痛で悩んでいる方や治療を受けているが改善しない方は、当整骨院へお越しください。

当整骨院は、整形外科や他整骨院で治療しているが改善しない方に対する施術を得意としています。

 

 

 

TKM整骨院

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