慢性的な腰痛について

一般的見解
長期化している腰痛、お辛いですね。慢性的な腰痛は日常生活に大きな影響を与えるので、無理せず原因を探っていくのが大切です。
いくつか考えられる原因を挙げると
1 筋肉や筋膜の緊張(筋・筋膜性腰痛)
長時間の同じ姿勢、運動不足、過度の負担などで筋肉がこわばるとことで起こる。
2 椎間板ヘルニア
椎間板が飛び出して神経を圧迫することで、腰の痛みや足の痺れが生じる。
3 脊柱管狭窄症
特に中高年に多く、背骨の中の神経の通り道が狭くなって痛みや痺れをひき起こす。
4 姿勢や骨盤の歪み
猫背、反り腰、足を組む癖などが腰に負担をかけて痛みにつながる。
5 内臓由来の痛みや精神的ストレス
腰に関係する臓器の問題やストレスが原因で腰に痛みが生じることもある。
改善に向けたヒント
・整形外科での診断(MRIやレントゲンなど)
・理学療法・ストレッチ
・体幹トレーニング(インナーマッスル強化)
・整体や鍼灸の活用
・腰に負担をかけない生活姿勢の見直し
参照https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
TKM整骨院における施術
<当院の考え方>
ぎっくり腰は、発症後安静により約1週間で痛みが消失するといわれており、1週間で痛みが消失しないまたは憎悪する場合は、腰を保護する筋力が弱いので、腰に負担がかかり続けるためである。
同様に、慢性的な腰痛も、腰を保護する筋力が弱いことが考えられるので、その弱化している筋力トレーニングを行い、腰痛の改善を図ることができると考えている。
<問診>
・既往歴
・痛みを感じるのは、何時か?何をしている時か?どのような動作か?
・使用している枕は?
※低い枕や柔らかい枕を使用している方は、肩甲骨周囲筋の弱化が予測される。
<評価>
・立位で前屈・後屈の可動域と痛み
・坐位にて側弯の有無
・筋力評価(主に肩甲骨周囲筋・殿筋)
<施術>
筋力評価に基づき、弱化している筋力トレーニング
<院長より>
慢性的な痛みを放置していると、さらに状態が悪くなり、骨や関節に負担がかかり、腰椎の疾患(例えば腰椎椎間板ヘルニア・腰椎分離症・腰椎すべり症・脊柱管狭窄症等)に起因していく可能性があるので、痛みを放置せず我慢せず、痛みを取り除く処置が必要となる。
整形外科を受診すると、「歳だから」と言われたと耳にしますが、そんなことはないです。筋力のつき方は個人差があるので、長期に及ぶことが多々ありますが、短期間で回復することもあります。また痛みが長期化している場合は、筋力が弱くなっていることが多いので、回復にも時間を要することになります。そのためにも、早期受診・早期回復が必要なんです。
ヘルニアや狭窄症の手術をして痛みが取れた場合でも、再発するケースは多いです。
その手術は、変形している部分を正常な状態にしただけなので、再発する場合があるのです。上記に記述したように、腰を保護する筋力を高めないと腰に負担がかかり腰痛が生じることになります。