ＴＦＣＣ損傷（病態は以前のブログに記載済み）は知らず知らずのうちに生じている方が多いです。
例えば、子供の頃に遊んでいて、スポーツで、雪道を歩いて、転んで手を着くことに受傷する可能性があります。
ＴＦＣＣが損傷することにより、手関節（手首）が不安定になるため、手首を通過する筋肉や腱に負担がかかり、その筋肉や腱に痛みが生じやすくなります。
痛みは、肘の内側・外側、前腕部（手首～肘）、腱鞘炎（母指側）、母指球付近（関節や筋肉）に起こる可能性があります。

肘の内（外）側の痛みは、上腕骨内（外）側上顆炎ともいわれています。
それゆえに、合併している場合は内（外）側上顆炎の治療のみではなかなか改善されないケースもあります。

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